【体験談】自立支援医療制度って⁉︎|軽度知的障害・ASD・ADHD大人になってお薬代はどうする⁉︎

お役立ち情報

はじめに

軽度知的障害と自閉症スペクトラム(ASD)を併せ持つ息子にとって、お薬は生活の大切なサポーター。でも、どう付き合っていくべきか悩んでいた私が出会った「自立支援医療制度」をはじめとするさまざまな工夫について、今回は実体験をまとめてみました。

同じような状況の方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。

自立支援医療制度とは?

✅ 制度の概要

「自立支援医療制度」は、障害者総合支援法に基づき、心身の障害に対する医療費の自己負担を軽減する制度です。
原則として自己負担は1割に抑えられ、所得に応じて月額の負担上限も設定されています。

✅ 対象となる医療

  • 育成医療:18歳未満の子どもで、同様に治療の効果が期待できる場合支援医療制度(障害者総合支援法に基づく)
  • 精神通院医療:統合失調症や自閉症スペクトラムなどの精神疾患で通院が必要な場合
  • 更生医療:18歳以上の身体障害者手帳保持者で、治療により障害の改善が見込まれる場合

この制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療に対して、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。

💊息子の場合:薬の費用と支援のありがたさ

ADHDやASDもある息子は、向精神薬を含む複数の薬を服用しています。その中には高額な薬もあり、自己負担が大きくのしかかっていました。

当時、県の「子ども医療費助成制度」は中学卒業まで。卒業後は月2〜3万円の負担が続き、将来を考えるととても不安でした。

そんな中で知った「自立支援医療制度」。申請後は1割負担となり、経済的にも精神的にも大きな支えになりました。

📝申請の流れ

  1. お住まいの市町村役所の福祉担当窓口で申請
  2. 医師の診断書など必要書類を用意
  3. 指定した医療機関・薬局での利用に限り適用
  4. 更新は年1回、通知が来るので忘れず確認!
  5. 所得によって月当たりの負担額に上限が設定されます。

詳細は▶厚生労働省「自立支援医療制度」ページ をご確認ください。


💼薬の一包化で親子の負担を軽減

薬の数が増えるにつれ、息子は「何を飲んだか分からなくなる…」と言うように。

最初は毎日私がケースに分けていたのですが、薬剤師さんから「一包化」を教えてもらい、医師に相談するとすぐ対応していただくことができました。

自立支援医療を使っていたため、1日分150円程度で利用可能。(個々により使ってくるそとのことで、私の場合は薬剤師さんに確認すると詳しく調べてくれました)
このサービスにより、将来の不安も軽減でき、大きな安心を得られました。


📱アプリも活用しています

日常の困りごとには、アプリも大活躍。

  • その日の気温に合わせた洋服を写真で提案してくれるアプリ
  • お薬手帳のアプリ管理

こうしたツールを活用し、少しでも負担を減らす工夫を取り入れています。


🌈まとめ:情報を持つことが支援につながる

障害のある子を育てて感じたことは、制度の情報にはなかなか出会えなかったこと。
学校や病院から教えてもらえるケースも多くはなく、「自分で探さないと分からない」というのが現実でした。

けれど、情報を持っているだけで、未来の不安は減らせると実感しています。
もし同じように悩んでいる方がいれば、少しでも参考になればと願っています。

明日も、心まるく・楽しく過ごせますように🍀


🧾注意事項

※本記事は2025年6月時点での一個人の体験談に基づいて書かれています。制度の内容はお住まいの地域によって異なる場合があります。最新の情報は、必ず各自治体または厚生労働省の公式サイトをご確認ください。


執筆者プロフィール

障害のある息子を育てながら、日々の支援・工夫・制度利用について発信しています。専門家ではありませんが、現場の声を同じ立場の保護者の方に届けることで、少しでも心の負担が軽くなることを願っています。


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