
はじめに:まさか対象になるとは

療育手帳の存在は知っていたものの、発達グレーゾーンと言われ、一度は療育手帳も通らなかった息子。これからお話する支援の対象になるとは思っていませんでした。
そんな我が家が小学校時代からお世話になった支援制度についてまとめます。
年齢ごとに使用できる制度も変わってきます。その都支援内容を調べていかないと…と思っても、情報が手に入りづらくて当時はバタバタでした。
特別児童扶養手当との出会い
療育手帳を取得した際、児童相談所でこの制度を教えてもらいました。医師の診断書をもとに申請し、結果的に受給が決定。半信半疑でしたが、支援制度を知るきっかけにもなりました。
療育手帳の申請についてはこちら
手続きは手間。でも支援の価値は大きい
申請や更新の手続きこそありますが、実際に受け取る支援の大きさは想像以上でした。
主治医との子どもの状況の日頃の確認があってこそ。
- お住まいの市町村窓口に相談に行き、診断書等申請書類を受け取ります。
- 主治医に診断書に記入をしていただく。(聞き取りがあり、数日かかりました)
- 市町村窓口の提出。
それから20歳になるまで更新をしました。
申請時に意識したこと
- 「できる」より「困っていること」を具体的に
- 普段できるようになって欲しい、なってきているはず…と思うようにしていたことから、つい「できなくて困っている」とは言えない癖がついていました。気をつけて本当のことを伝えました。
- 子ども本人の困難さを日常生活の中から挙げる
申請時の記録例
- 髪を洗えない(なで洗い)
- 体調不良を自分で言えない
- 季節に合わない服を選ぶ
- 偏食
- スケジュールの見通しと予定の急な変更への対応の困難さなどなど(…その他詳細を全て伝えるようにしました)
※とにかく医師への口頭での説明は忘れてしまいしそうで、常にメモを取るようにしていました。(注)年齢によりできる内容には差が出てきます。
制度概要:特別児童扶養手当とは
- 対象:20歳未満の障害のある児童を養育する家庭
- 金額:1級 55,350円/2級 36,860円(令和6年4月以降)
放課後等デイサービスの存在を知らず後悔…

当時は制度の存在を知らず、利用できませんでした。
今振り返ると「これがあればもっと安心して共働きできたのに…」と後悔しています。
主なポイント
- 利用対象:原則6歳~18歳(最大20歳まで延長可)
- 自己負担:利用料の1割(9割は給付)
- 利用施設:平日だけでなく、土日対応の施設も
療育手帳がなくても、困り感があれば相談可能です。WISC検査などがあれば、スムーズに進みやすいです。
ただし、施設によって内容や雰囲気に差があります。複数施設を見学することが本当に大切です!
🌈おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
障害の種類も支援の内容も、一人ひとり違うもの。ぴったりの支援に出会うには、調べて・相談して・申請する…その繰り返しです。
でも、「守る力」が増えることは確かです。
私の経験が、どなたかの力になれば嬉しいです☺️
※医療や制度に関する記述に関しては専門家に相談をしましょう。最新情報は公式ページをご確認ください。

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