軽度知的障害・自閉症スペクトラム・ADHDの子が運転免許を取るまで|取得前にやってよかった3つの準備ステップ

子育て・発達

軽度知的障害と自閉症スペクトラムとADHDのある息子が、運転免許を取得しました。今回は、取得前にやっておいて本当によかったと思う【3つの準備ステップ】をまとめます。

「免許を取りたいけど不安がある」「何から始めればいいかわからない」という方に、少しでも参考になれば幸いです。


1. 主治医への相談は必須!服薬の副作用に注意

息子は服薬している薬があり、特に眠気など運転への影響が心配でした。主治医に相談し、「長期に服用していて安定していれば大丈夫」と確認でき、安心できました。

  • 予約が取りづらい場合は、計画的に
  • 処方薬の副作用欄を事前にチェック
  • 「取得できるか」ではなく「安全に運転できるか」に意識を向ける

2. 教習所は早めに調べて、自分に合った環境を選ぶ

教習所によって、対応やコースの仕組みが大きく異なります。

  • 送迎の有無、駅近など通いやすさ
  • 回数無制限コースなどプレッシャーの少ないコース
  • 予約のしやすさ(ネット・電話)
  • 特別支援学校卒業後も継続しやすい立地

3. 家庭でのイメトレとアプリ活用が効果的

初めての教習でパニックにならないよう、事前に以下のような練習をしました。

  • ブレーキやアクセル、ハンドル操作のイメージ
  • アプリでの学科練習(ゲーム感覚で楽しく)
  • 教習後は毎回フィードバックと復習
  • 自分でバス予約や昼食の準備など、社会的スキルの練習も兼ねる

特別支援学校での現場実習で培ったスキル(時間を守る、挨拶、マナー)も活かされました。


まとめ:免許取得は「挑戦していること」が何より尊い

  • 健康状態と服薬確認を主治医と行う
  • 自分に合った教習所を早めに探す
  • 家庭で基本操作や気持ちの準備をしておく

息子は、人の3倍の時間をかけて免許を取得しましたが、本人にとっても私にとっても、大きな達成感と自信につながりました。

何より「挑戦している姿が素晴らしい」と声をかけ続けてよかったと感じています。


※あくまで個人の経験に基づいた体験談になります。詳細は専門家、主治医等に相談の上検討してください。

※執筆者プロフィール:障害の息子を育てる母として、日々の支援や社会参加に向けた体験を発信しています。専門家ではありませんが、実体験を通して、同じ悩みを抱える方の力になれたらと願っています。

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自動車運転免許取得費の補助金制度などについての記事はこちらにまとめています:軽度知的障害の息子が運転免許証を取得するまで[体験談]

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